クリスチャン・ボヌフォワ(Christian Bonnefoi)の日本発の個展である。
銀座のエルメスは本来、私は顧客層ではないのだが古い付き合いの社員がいるためによくお邪魔する。よく行くくせに8Fにこんな素敵なスペースがあるなんて知らなかった。
パリ、ポルトガル、そして日本のエルメスでの展覧会。
建築家中山英之さんの卓越した構成により、会場と一体となった作品が私に迫ってくる。
クリスチャン・ボヌフォワは作品を細かくパーツとして、会場の壁、スペースに応じて組み合わせているのである。つまり、同じ作品はないということである。
この素晴らしい作品を無料で公開するエルメスの芸術活動には脱帽である。